再びムバッペとトゥヘルが衝突 指揮官「私は決して怒ってはいないが……」

途中交代を命じられ、トゥヘルと口論するムバッペ photo/Getty Images

指揮官はチームへの悪影響を懸念

パリ・サンジェルマンは1日、リーグ・アン第22節でモンペリエをホームへ迎え入れた。開始8分にパブロ・サラビアのゴールで先制に成功すると、その後相手が退場者を出したこともあり、試合を優位に進める。最終的に90分間で5得点を奪う圧巻のゴールラッシュを披露し、5-0の快勝を収めた。

この結果、PSGは暫定ではあるものの2位マルセイユとの勝ち点差を「13」まで広げ、首位を独走している。リーグ3連覇へ向けて順調に勝ち点を積み上げるPSGだが、この一戦でチームの今後を脅かすかもしれない1つのトラブルが起きた。スタメンに名を連ね、57分にゴールを決めていたキリアン・ムバッペが、68分にマウロ・イカルディとの交代を命じられた際、ベンチの前でトーマス・トゥヘル監督と口論する姿がカメラに捉えられていた。

ムバッペは手を口で覆い、TVカメラに何を話しているのかを悟られないようにしてはいたものの、表情から指揮官の采配に対する不満が見て取れる。その後、説得するトゥヘル監督の静止を振り切り、チームスタッフが手渡そうとしていたベンチコートも受け取らずにベンチに下がったのだ。
英紙『THE Sun』などによると、トゥヘル監督は試合後のインタビューでムバッペについて「今日起こったことは良いイメージではないが、このようなことが起こるのは我々だけではない。ドルトムントでもあった。ただ、ああいったことはチームにも広がってしまうので良くない。チームの気を散らしてしまうんだ。私は決して怒ってはいないが、必要のないものだった。だからとても悲しいよ」と話している。

昨年末の試合でも、途中交代を命じられたムバッペがトゥヘル監督を無視し、大きな話題となっていた。先日、冬の移籍マーケットが幕を閉じたが、ムバッペに関する移籍の噂が絶えずあるため、今回のような一件が今後に大きな影響を及ぼすかもしれない。

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