年齢差はなんと“18歳” イブラがミランで気にかけるFWとは

ミランで共闘するイブラヒモビッチ(左)とレオン(右) photo/Getty Images

さっそく“兄貴ぶり”を発揮

今季終了までの契約で古巣ACミランに帰ってきた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ。現在38歳なだけに、今のセリエAで彼がどこまで戦えるかは未知数な部分も多い。ミランでは2010-11シーズンにセリエA制覇を果たしているが、10年前と同じレベルのパフォーマンスを今の彼に求めるのは酷な話だろう。

しかし、ミランがイブラヒモビッチに求めているのはピッチ上での鮮烈なパフォーマンスだけでない。長年のキャリアで彼が培ってきた“勝者のメンタリティ”を低迷する名門へ植え付けることも任務の1つだ。若い選手の“兄貴分”的な役割と言い換えることもできる。

そして、その役割をイブラヒモビッチはさっそく遂行しているようだ。まずこの38歳が目をつけたのは自身と同じCFを主戦場とするラファエル・レオン。イブラヒモビッチはミラン加入以降、1日の大体の時間をレオンと一緒に過ごしているという。伊『Gazzetta dello Sport』によると、2人は頻繁に食事の時間を共にし、何かあるごとにイブラヒモビッチがこの若者へアドバイスを送っているようだ。
現地時間6日に行われたサンプドリア戦の後には、メディアに対して「レオンへピッチ上で何をすべきかを伝えた」と後輩へアドバイスを送ったことを明かしたイブラヒモビッチ。レオンもこのベテランFWが自身の世話を焼いてくれることにはとても感謝しているようで、大先輩を「僕の兄のような存在」と話している。両者の関係はこれ以上ないまでに良好なようだ。

イブラが自身の経験をすべて落とし込もうとしているレオン。はたして今後、この20歳は大先輩の期待に応えることができるのだろうか。低迷する名門を救うのは18歳差の“師弟コンビ”かもしれない。

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