2010年に入ってからバイエルンとブンデスリーガの頂点を争い続けてきたドルトムントにとって、大きな課題の1つがFWロベルト・レヴァンドフスキの後継者となる選手を見つけることだった。
レヴァンドフスキは2010-11、2011-12シーズンとドルトムントのブンデスリーガ連覇に貢献し、2014年にバイエルンへ移籍。ドルトムントではそれからもFWピエール・エメリク・オバメヤン、現在ならばパコ・アルカセルと優れたストライカーが奮闘してきたが、レヴァンドフスキのようなパワーと得点力を備えた大型ストライカーはなかなか獲得できなかった。
しかし、ついに楽しみな大型ストライカーを手に入れた。ザルツブルクから獲得した19歳のFWアーリング・ブラウト・ハーランドだ。ハーランドはまだ完成した選手ではないが、194cmのサイズとザルツブルクで披露してきた得点力は魅力たっぷりだ。
独『Sky Deutschland』によれば、ドルトムントの攻撃を引っ張るFWマルコ・ロイスもハーランドに大きな期待をかけている。レヴァンドフスキ以来の大型ストライカーと考えているようで、オプションが増えると歓迎しているのだ。
「レヴィ以降、僕たちはこのようなタイプのプレイヤーを抱えてこなかったように思う。彼は僕たちに柔軟性を与えるし、違う形で得点できる。今彼はチームみんなのことを理解しないといけない。僕たちもだ。僕たちは彼の強みを活かさないといけないけど、それは時間とともにできるだろう。僕や他の選手にとってハーランドは新たなオプションになる。ロングボールなどね。フットボールでは柔軟性が重要なんだ。僕たちは今非常に優れたストライカーを抱えることになり、新たなオプションもできる。良い状況だよ」
チームにフィットするまでには多少の時間を要するだろうが、ハーランドはNewレヴァンドフスキとなるのか。上手いイメージが強かったドルトムントの攻撃陣にハイタワーが加わることになる。
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