空中戦では敵なし? グランパス、J1屈指の“強力2トップ”結成か

昨年までベルマーレに在籍していた山﨑と、グランパスとの契約を更新したジョー photo/Getty Images 

驚異の空中戦勝利数

名古屋グランパスは今月5日、昨年まで湘南ベルマーレに在籍していたFW山﨑 凌吾(27歳)の完全移籍での獲得、及び10日にFWジョー(32歳)との契約更新を発表した。

昨年9月にマッシモ・フィッカデンティ監督が就任して以降、風間 八宏前監督が志向していたポゼッションサッカーから堅守速攻型のサッカーへと様変わりしたグランパスだが、2020年シーズンは山﨑とジョーの“ツインタワー”によるポストプレイから多くのチャンスを生み出せるかもしれない。山﨑は昨年のJ1リーグで133回の空中戦勝利数を記録しているが、これは同リーグ全18クラブのフィールドプレイヤー中3番目に多く、日本人Jリーガーのなかではトップの数値。ジョーが昨年の同リーグで全18クラブのフィールドプレイヤー中2番目に多い空中戦勝利数(188回)を叩き出していたことを踏まえると、仮に相手チームに押し込まれたとしても自陣で堅固な守備ブロックを形成したうえで、奪ったボールを素早く山﨑かジョーに当てるというロングカウンターが炸裂しそうだ(スタッツはデータサイト『Sofa Score』より)。

山﨑のほかに川崎フロンターレからMF阿部 浩之、サンフレッチェ広島からMF稲垣 祥を完全移籍で獲得するなど、大型補強に打って出たグランパス。昨季途中に期限付き移籍という形でクラブを離れた相馬 勇紀(前.鹿島アントラーズ/FW)やマテウス(前.横浜F・マリノス/FW)、及び金井 貢史(前.サガン鳥栖/DF)らの復帰も決まり、選手層が分厚くなった同クラブが2020年シーズンの台風の目となるかもしれない。

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