今季チャンピオンズリーグで大ブレイクを果たしたノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。ザルツブルクに彗星の如く現れたこの19歳は瞬く間にスターダムを駆け上がった。CLで数々の記録を打ち立てた彼がどこへステップアップするのか。これは今冬最大のトピックのひとつだったことだろう。
ユヴェントスやマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っていたとされるハーランド。特にマンUは彼の恩師であるオーレ・グンナー・スールシャール監督が指揮を執っており、移籍成立は近いとされていた。しかし、この男が最終的に選んだのはブンデスリーガのドルトムントだった。一体なぜ彼はドイツの名門を次なる目的地としたのだろうか。この決断について、ハーランドの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏が英『The Telegraph』のインタビューに対してこう明かしている。
「ハーランドはマンUに加入することは彼のキャリアにとって正しいステップではないと感じていたんだ。19歳でプレミアリーグに挑戦するのはおそらく時期尚早だとね。ドルトムントは彼の成長に最適なクラブだよ。ハーランドがそこを選んだことに私は満足しているね」
どうやら、ハーランドはまだ自身がプレミアリーグで通用するレベルには至っていないと考えていたようだ。そこで選んだのが若手の育成に定評のあるドルトムント。賢明な判断と言えるだろう。
ライオラ氏は昨夏、自身の顧客である19歳のFWモイーズ・キーンをユヴェントスからエヴァートンに移籍させた経緯がある。まだ半年しか経過していないものの、若くしてプレミアへ渡り苦しむキーンを見て、ハーランドに同じ轍を踏ませたくはないと感じたか。
ドイツ行きの決断を下した19歳の超新星。はたして、ハーランドはドルトムントでどこまで成長するのだろうか。初の欧州4大リーグ挑戦となるが、新天地でもこれまでと変わらぬ得点力を披露したいところだ。
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