2016年よりフランクフルトで競技部門の代表を務めるフレディ・ボビッチ氏は、これまで何人も新戦力をヒットさせてきた。
その功績を称えて独『Frankfurter Neue Presse』は「ボビッチ体制でヒットした10人の新戦力」と題した特集を組んでいるのだが、その中に昨夏フランクフルトへの復帰を果たした日本代表FW鎌田大地の名前も入っている。
当初の鎌田はブンデスリーガでプレイできるレベルにないと判断されたが、シント・トロイデンへのレンタル移籍を経て化けた。今季はチームに創造性をプラスする存在となっており、結果的に鎌田の獲得は正解だったと言っていいだろう。
鎌田に支払った移籍金も160万ユーロと安価で、同メディアもシント・トロイデンから自信を持って戻ってきたと一定の評価を与えている。
その他の面々も非常に豪華だ。悪童と言われて敬遠されることもあったFWケビン・プリンス・ボアテング、昨季超強力3トップを形成したFWセバスティアン・ハラー、ルカ・ヨビッチ、アンテ・レビッチ、左サイドを担当するMFフィリップ・コスティッチ、400万ユーロで獲得したMFセバスティアン・ローデらの名前が挙げられている。
ハラー、ヨビッチも昨夏にチームを去ったが、2人だけで1億ユーロもの移籍金が動いている。売却益を考えてもフランクフルトの補強はヒットしたと言っていいだろう。
ローデもバイエルンやドルトムントでプレイした実力者だが、怪我もあって満足な活躍はできていなかった。そんなローデを2018年冬にレンタルで獲得し、半年後の2019年夏に完全移籍での獲得に切り替えた。同メディアもトップパフォーマンスを披露していると称えており、400万ユーロをお買い得だったと評価している。
そんな選手たちと一緒に鎌田が紹介されているのは特別なものがあり、鎌田も攻撃陣をコントロールするヒット補強の1つとなっている。
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