アルテタ監督のジャカへの想い 移籍間近から一転してアーセナル残留も

今冬の去就に注目が集まっているジャカ photo/Getty Images

「私は彼のことが本当に好きなんだ」

アーセナルの指揮官を務めるミケル・アルテタ監督が、スイス代表MFグラニト・ジャカの去就について口を開いた。

現在27歳のジャカは今季、アーセナルのキャプテンを任されるも、ファンのブーイングに対してリーダーらしからぬ行為を取るなどして、11月初旬にその座を剥奪。その後、ウナイ・エメリ前監督のもとで出場機会が減少していた。しかし、12月20日にアルテタ監督が新指揮官に就任すると、初陣となった同月26日のボーンマス戦(第19節)でフル出場。さらに、新年一発目のマンチェスター・ユナイテッド戦(第21節)でもフル出場を果たし、アルテタ監督の初勝利に貢献した。

ファンとの関係悪化以降退団話が絶えず、ジャカの代理人が先日メディアの前で、ヘルタ・ベルリンへの移籍で個人合意に至っており、選手本人も移籍を希望している旨を明かしていた。ただ、アルテタ監督はアーセナルにはジャカが必要と考えており、ここにきて状況は変わってきているのかもしれない。英『sky sports』などによると、同監督がインタビューで次のようなコメントを残している。
「ジャカは(チームに)留まると思う。私は彼のことが本当に好きなんだ。我々の戦術で彼を起用すれば、彼はクラブにとって素晴らしい選手になることができる。それに私は彼のコミットメントや集中力、仕事に対する姿勢が好きだ。彼は学びたいと思っているし、素晴らしい選手だよ。パス範囲も広く、私は彼がチームにいるだけで嬉しい」

はたして、アルテタ監督の思いが届き、ジャカは今冬の移籍市場でアーセナルに残留することとなるのか。今後の動向にも注目だ。

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