レジェンドが指摘するアーセナルの“弱点” 「特効薬を見つけなければ……」

ピレス氏から積極性がなかったとの指摘を受けたD・ルイスらアーセナルの守備陣 photo/Getty Images

「最終ラインはまだ病気」

現地時間1日に行われたプレミアリーグ第14節でノリッジと対戦したアーセナル。先月29日にウナイ・エメリ前監督が解任されたことを受け、新たに指揮を執ることとなったフレディ・ユングベリ暫定監督の初陣となったこの試合。しかし、指揮官交代の効果はさほどあらわれず、結果は18位に沈むノリッジに対して2-2のドロー決着となった。この一戦で輝いていたのは、好セーブでたびたびチームの窮地を救ったGKベルント・レノぐらいか。

まさに公式戦7試合勝ちなしだった現状を表したかのようなゲーム。その中でも特に心配なのは守備面だ。1失点目も2失点目ともに、数的優位な状況を作りながらも守備者が体を寄せきれずノリッジの選手にシュートを打たせてしまった。この緩い守備にはクラブOBも危機感を抱いているようだ。

「複雑なゲームだったね。ストレスを感じたよ。最終ラインはまだ病気のままだ。フレディ、もしくは他の誰かは特効薬を見つけなければならない。しばらくは忍耐強く耐えなければいけないだろうね。彼らは全体的に弱く、冷静ではなかった。自信が欠けている時、選手は責任を負おうとはしない。チャレンジすることが少なくなるんだ。攻撃面は良くなるかもしれないが、守備面はわからないね。フレディとメルテザッカーはこれから多くのことをしなければいけないよ」
かつてアーセナルをプレミア無敗優勝に導いたロベール・ピレス氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。体を寄せきれなかったのは選手のメンタリティによるところが大きいとこのレジェンドは分析している。ここ数試合勝ちから遠ざかっていたことで、アーセナルの選手たちは積極性を失う悪循環に陥っているのかもしれない。

なかなか光明が見てこないアーセナル。はたして、ユングベリ暫定監督はここからチームをどう立て直すか。最初の仕事は選手の意識改革ということになりそうだ。

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