バルサ・MSGの「G」はまだ目覚めない コウチーニョと全く同じ数字とは

バルセロナのグリーズマン photo/Getty Images

まだ本領発揮できず

まだ序盤戦の段階ではあるものの、今夏アトレティコ・マドリードからバルセロナに加わったFWアントワーヌ・グリーズマンをどう評価すればいいのだろうか。加入当初はリオネル・メッシ、ルイス・スアレスとのMSG結成などと騒がれたが、まだMSG大爆発とはなっていない。

気になるのは現在バイエルンにレンタル移籍しているMFフィリペ・コウチーニョとの比較だ。グリーズマンはここまで1047分間プレイして4得点3アシストの成績を残しているのだが、昨季コウチーニョも同時期に全く同じ数字を記録している。コウチーニョの場合は昨季の同期間内に1080分間プレイして4得点3アシストの成績となっており、これはグリーズマンとしては物足りない数字だろう。

スペイン『MARCA』もグリーズマンがコウチーニョより良いとは言えないとのスタンスで、バルセロナの左ウイング問題はまだ解決されていない。グリーズマンの場合はコウチーニョよりもストライカー色の強い選手で、余計に同じ得点数で並んでいるのは寂しいものがある。
左サイドがグリーズマンに合っているのかどうかも問題で、MSGをどう機能させていくのか再考する必要もある。ウスマン・デンベレ、アンス・ファティも左サイドに控えており、グリーズマンもまだ安泰とは言えない。やや苦いバルセロナデビューだ。

チームもリーグ戦で早くも3敗目を喫しており、不穏な空気が漂っている。メッシ依存解消のためにもグリーズマンの奮起に期待したいところだが、中盤戦から得点を増やしていけるだろうか。

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