プレイタイム増やす道は1つじゃない マンCの22歳が目論むアグエロとの共存

今後アグエロとジェズスがピッチ上で共存することはあるか photo/Getty Images

「どこが好みかは特にない」

マンチェスター・シティには絶対的な存在として、センターフォワードのポジションにアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが君臨している。2011年にアトレティコ・マドリードからやってきたこのストライカーは、31歳を迎えた今なおゴールを量産。今季もここまで公式戦12試合に出場し12得点を記録しており、今後もしばらくはその得点力を見せつけてくれることだろう。

しかし、マンCにはそんなアグエロの他にも優秀なストライカーがいる。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスだ。ジェズスは今夏開催されたコパ・アメリカでも圧巻のパフォーマンスを披露したハイレベルなストライカー。だが、マンCにおいてはいまだアグエロの牙城を崩すには至っていない。

現地では各方面から「ジェズスは移籍するべきだ」、「ペップはアグエロよりもジェズスを使え」なんて声も聞こえてくる。しかし、何もジェズスが輝く方法は“アグエロとの競争に打ち勝つ”ことだけではない。“アグエロと共存する”という道もあるはずだ。なかなかフルタイムの出場機会が得られない中で、本人もその道を探っているという。
「僕はブラジル代表でコパ・アメリカ以来、ウイングとして右サイドでプレイしている。そのポジションは好きだよ。昔からずっとストライカーとしてプレイしてきたけど、この位置も気に入っているんだ。複数ポジションでプレイできることはとても重要。どこが好みかは特にないし、監督の決定を常に尊重するつもりだよ」

ジェズスがこのように語ったことを英『The Sun』が伝えている。どうやら、この22歳は右ウイングとして試合に出場する道もあると考えているようだ。出場時間が伸びない現状の打開策としては悪くない考えと言えるだろう。

しかし、こちらも茨の道であることに変わりはない。マンCにはベルナルド・シウバ、ラヒーム・スターリング、リヤド・マフレズ、レロイ・サネといった世界屈指のウインガーが多数在籍している。余程のインパクトを残さない限りこちらでも安定したプレイタイムの確保は難しいか。

とはいえ、サイドから中に入る動きでジェズスが他のウインガーとの違いを見せつける可能性は十分にある。はたして、今後ジェズスはマンCでどのような選手になっていくのだろうか。この22歳がアグエロと2人で得点を量産する姿を見れる日は近いかもしれない。

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