ミラン、降格圏内と勝ち点差「3」 ピオリ新監督が明かしたチームの現状

第8節からミランの指揮を任されたピオリ photo/Getty Images

ミスが明らかに多すぎる

ACミランは27日、セリエA第9節でローマと対戦し、1-2の敗戦を喫した。試合後、ミランの指揮官を務めるステファノ・ピオリがチームの現状などについて語っている。

名門の復活を目指すミランは、今夏にイタリア屈指の戦術家であるマルコ・ジャンパオロが指揮官に就任するも、スタートダッシュに失敗。第7節終了時点で13位に低迷したことで、今月8日に早くも新指揮官に見切りをつけ、新たにピオリを招聘した。しかし、新体制でも苦しい戦いは続く。初陣となった第8節では、昇格組のレッチェを相手に2度のリードを奪うも、後半アディショナルタイムに痛恨の同点弾を許し、2-2のドロー。さらに、今節は強豪ローマを相手に黒星を喫した。

ローマ戦後、伊『sky sport』のインタビューに応じたピオリは「私はもっと期待していたんだがね、うん……。この2試合、我々は自分たちのミスで勝利を取りこぼしてしまった。このレベルのクラブとしては、致命的すぎるミスを犯してしまったんだ」と述べている。
そしてローマ戦を「前半は十分な結果を収めており、ピンチもそれほどなかった。ただ、ゴールを与えず、ゲームの均衡を保てれば、もっと優位に進められたと思う」と振り返りつつ「否定する意味もないが、現在の状況はネガティブなものとなっており、明確なミスが続出している。最も明確なミスは2つの失点に関するものだったが、それだけではないんだよ」と明かしている。

さらに「先週のレッチェ戦に比べて、パフォーマンス面は一歩後退した」ともコメントしたが、はたしてピオリは現在12位に低迷するミランを立て直すことができるのか。降格圏内の18位ブレシアとの勝ち点差はわずかに「3」となっている。

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