いよいよラグビーワールドカップも大詰めを迎えているが、サッカー界でもラグビー級のタックルを仕掛けてしまった選手がいる。27日にクリスタル・パレスとのゲームに臨んだアーセナルMFマッテオ・グエンドウジだ。
2-2で迎えた後半アディショナルタイム、クリスタル・パレスFWウィルフリード・ザハがカウンターを仕掛けようとしたところをグエンドウジは全力でブロック。もはやボールは全く視界に入っておらず、ザハの体目がけて両手を使ったタックルを仕掛けたのだ。
グエンドウジにはイエローカードが提示されたが、退場とならなかったのは幸運と言えよう。英『The Sun』も「ラグビータックル」と名付けており、あのシーンだけ全く違う競技になってしまっていた。
このシーンについてクリスタル・パレスの指揮官ロイ・ホジソンは、グエンドウジに悪意はなかったはずとフォローする。しかしイエローカードで済んだのは納得できないようで、レッドカードが妥当だったとの見方を示している。
「彼はただザハが抜け出すのを止めたかっただけで、危害を加えるつもりはなかったのだろう。それでもイエローカードだったのは極めてラッキーだったと思う。レッドだったとの意見もあるだろうが、興味はないよ。ザハが勝利を決めるチャンスを得られなかったのは残念だけどね」
グエンドウジも何とかカウンターを止めたかったのだろうが、やり方があまりに露骨すぎたか。ラグビーワールドカップが盛り上がっているタイミングということもあり、余計にラグビータックルとして注目を集めることになってしまった。
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