このままいけばいずれレジェンドに? マンUの21歳が描く成長曲線

今夏マンUに加入したワン・ビサカ photo/Getty Images

「徐々にステップアップしている」

今夏、マンチェスター・ユナイテッドはレスターからDF史上最高額となる移籍金でハリー・マグワイアを獲得したが、もう一人注目すべき有能DFを獲得している。クリスタル・パレスから引き抜いたアーロン・ワン・ビサカだ。

類稀なる守備力を備え、すぐさま名門クラブで右サイドバックの定位置を獲得したワン・ビサカ。「背中の問題」でデビューはお預けとなったものの、先日はイングランド代表に初選出もされ、同国の未来を担う存在として期待されている。

そんなワン・ビサカは、はたしてこれからどこまで成長していくのか。かつてイングランド代表で活躍したウェス・ブラウン氏が彼の伸びしろについて言及している。
「ワン・ビサカは今季すべての試合に出場している。素晴らしい身体能力を備えているし、タックルは見事だ。クリスタル・パレスからやって来た時、一部の人は彼がマンUにふさわしい選手なのか疑問に思ったことだろう。でも彼は最初の試合から徐々にステップアップしているように見えるね。やりたいポジションで、プレイを楽しんでいるよ。これを継続できれば、彼はいずれそのポジションにおけるレジェンドの1人となることができるだろう」

「たとえ優秀なアタッカーでもワン・ビサカを前にして引き返し、後方にパスを出すことがある。彼の相手をしたくないんだ。一部の人は滑り込みすぎだと言うけれど、私は彼が十分に時間をかけてタックルを仕掛けていると思うね。これはチームにとって利点だ」

ブラウン氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。同氏はこの守備職人をいずれ他のレジェンドと肩を並べることができるほどの逸材だと認識しているようだ。

データサイト『WhoScored』によると、ワン・ビサカが今季ここまでで記録している1試合平均タックル数はリーグ最多の6.5回。すでに彼はプレミアにおいて、リーグ屈指の潰し屋として認知され始めていることだろう。マンUで躍動する21歳の今後の活躍に注目だ。

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