昨夏の時点では無名に近い存在だったが、アーセナルに加わったことから運命が大きく動き出した選手がいる。昨夏ロリアンからアーセナルへ移籍した20歳のMFマッテオ・グエンドウジだ。
グエンドウジはアーセナルでも指揮官ウナイ・エメリの信頼を掴んでおり、攻守両面で欠かせぬキープレイヤーとなった。先日のトッテナムとのノース・ロンドン・ダービーでも抜群のパフォーマンスを披露しており、一気に覚醒したイメージがある。
そんなグエンドウジには運も向いてきている。フランス代表ではマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバが負傷離脱することになり、その代役としてグエンドウジが追加招集されることになったのだ。フランスはEURO2020予選・グループステージで7日にアルバニア代表、10日にアンドラ代表と対戦することになっているが、ポグバに加えてトッテナムMFタンギー・エンドンベレやチェルシーMFエンゴロ・カンテも負傷の影響で今回の代表招集から外れている。そこでグエンドウジにチャンスが巡ってくることになった。
米『ESPN』によると、グエンドウジもフランスA代表でプレイすることが夢だったと語っている。20歳と早い段階でA代表入りを掴んだことは驚きだったようだが、アーセナルでプレイしていればチャンスは出てくるはずと信じていたことを明かしている。
「いつの日か代表に招集されることが常に夢だった。僕は16歳から全ての世代別代表でプレイしてきたからね。A代表入りへたどり着くべくハードワークしてきたんだ。少し早くて驚いたけど、欧州ビッグクラブの1つであるアーセナルでプレイしていればチャンスがあると分かっていた。そして今チャンスがきたんだ。これを活かしたい」
アーセナルで覚醒し、タイミングよくフランス代表へ招集。グエンドウジのキャリアは波に乗っているが、EURO2020のメンバー入りへアピールできるか。
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