今夏の移籍市場で日本人選手が主役級の動きを見せている。久保建英のレアル・マドリード入り、安部裕葵のバルセロナ入りのインパクトは大きく、中でも久保はプレシーズンマッチから早くも結果を出している。日本の次代を担う若きタレントの実力に世界のサッカーファンも驚いたはずだ。
凄いのはこの2人だけではない。今夏にはFCポルトへ日本代表FW中島翔哉が加わり、背番号10を任されることになっている。ポルトといえばポルトガルを代表する超名門クラブで、そこで日本人選手が10番をつける姿など数年前は想像することすら難しかった。中島の場合はエース候補として迎え入れられている。
バルセロナ、レアル、ポルトの3クラブはチャンピオンズリーグでも常連の存在で、日本人選手を毎年欧州最高峰の舞台へ送り込むことも可能かもしれない。久保と安部がチームの主力となれるのはもう少し先の話となるだろうが、中島の場合はすぐにチャンスがある。ポルトは7日にチャンピオンズリーグ予選3回戦1stレグでクラスノダールと戦うことになっており、予選とプレーオフを勝ち抜けばグループステージへ進むことができる。
何よりポルトは昨季もチャンピオンズリーグ・ベスト8まで進んでいるクラブだ。中島が決勝トーナメントでプレイする日もそう遠くはないはず。2010-11シーズンにはインテルの長友佑都とシャルケの内田篤人がチャンピオンズリーグ準々決勝で激突したが、もう1度あの舞台でプレイする日本人選手を見たいところ。
ポルトガル『O JOGO』は中島がブレイクしたポルティモネンセをきっかけにポルトガルでも日本人選手人気が高まっていることに触れており、今夏には快速FW前田大然がマリティモへ、DF安西幸輝はポルティモネンセへ加入している。
同メディアは「世界を支配する日本のプラン」と題して日本人選手の海外進出に注目しており、今夏は日本人選手の動きが激しい。海外の強豪クラブへ次々と選手を送り込み、個々がレベルアップしてワールドカップ・ベスト8以上を目指す。これが直近の目標となるはずで、今季は日本サッカー界がまた一歩前進するチャンスだ。
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