[移籍]神戸に救世主がやってきた! ベテランGKは失点を減らせるか

神戸への完全移籍が発表された飯倉 photo/Getty Images

ここまでリーグワースト2位の失点数

J1のヴィッセル神戸は26日、横浜F・マリノスからGK飯倉大樹を完全移籍で獲得したことを発表した。また、新天地では背番号「18」を背負うことも併せて発表されている。

現在33歳の飯倉は横浜FMの下部組織出身で、2005年に同クラブのトップチームへ昇格すると、翌年にはロッソ熊本(現ロアッソ熊本)へ期限付き移籍。その後は横浜FMに復帰し、GK榎本哲也との激しい守護神争いを繰り広げた。榎本が浦和レッズへ移籍した後は正守護神としてチームを最後方から支え、2017年と2018年にはリーグ戦全34試合に出場している。今季は開幕から4試合連続で出場するも、シーズン途中から新加入のパク・イルギュにポジションを譲り、5試合の出場にとどまっていた。

加入にあたり、飯倉は神戸の公式サイトを通じて「ヴィッセル神戸のファン・サポーターの皆さん。横浜F・マリノスから完全移籍してきました飯倉大樹です。神戸という地に初めて住むことになり、右も左もわからないのでいろいろと教えていただけると嬉しいです。チームの勝利のために一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とコメント。
また、横浜FMの公式サイトでは「このたび、ヴィッセル神戸へ完全移籍することになりました。横浜F・マリノスのことが大好きで、移籍をするか本当に悩みました。F・マリノスを離れることが寂しくて、今は子供がダダをこねているような気持ちです。小学校4年生でマリノスのスクールに入り、5年生からプライマリーで育ち、33歳までF・マリノスと共に歩んでこられたことを誇りに思います。このコメントだけでは自分の想いすべてを伝えることは出来ないけれど、F・マリノスで関わったすべてのカテゴリーのチームメイト・スタッフの皆さん、僕を支えてくれた家族、そしてファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。またみんなの前でプレーできるのを楽しみにしています」とコメントし、サポーターへの感謝を述べた。なお、同サイトでは27日に開催される マンチェスター・シティとの試合終了後にあいさつの場が用意されることも発表されている。

神戸は同日にGKキム・スンギュが蔚山現代へ移籍することも発表した。MFアンドレス・イニエスタやFWダビド・ビジャら多数の外国籍選手を抱える中で、出場機会を減らしていた韓国人GKの後釜として33歳の名手を獲得した格好だ。はたして、このベテランGKはここまでリーグワースト2位の失点数を記録している神戸の救世主となれるのか。奮起に期待したい。

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