今夏アトレティコ・マドリードからマンチェスター・シティに移籍したスペイン代表MFロドリ。スペインで活躍し、今では稀代の名将ジョゼップ・グアルディオラに求められる存在にまでなった同選手だが、アトレティコ下部組織時代には「体力の欠如」などを理由に放出されビジャレアルの下部組織に移籍した経験を持つ苦労人だ。
そんなロドリが当時のことを振り返っている。英『The Sun』によると、ロドリは2013年に一度アトレティコを去る決断を下したことを次のように語った。
「アトレティコのアカデミーから(ビジャレアルに)移籍したとき、僕は他のチームメイトのように成長していなかった。16~17歳の時、僕は大きくも強くもなかったんだ。他にも多くの理由があって移籍することにした。あの時ビジャレアルに行っていなければ、今の僕は存在しないかもしれないね。だからその決断には満足しているよ」
ビジャレアル加入当初は体の線が細かったというロドリ。しかし現在、彼は身長190cm、体重85kgにまで成長し、世界でも屈指の実力を備えた大型MFとなった。最終的にアトレティコは彼をビジャレアルから買い戻したが、さぞ悔しい思いで移籍金を支払ったことだろう。
そして、ロドリは新天地での自身の役割についても言及。ライバルとなるブラジル代表MFフェルナンジーニョを称えつつ、自分も任された役割を全うすることができると意気込んだ。
「僕は自分と似たタイプの選手を見るのが好きだ。フェルナンジーニョは世界でもトップ5かトップ6に入るMFだと思っているよ。良い選手じゃなければ、マンCに6年間も在籍することはできない。彼はチームで他の誰も持っていなかったもの、強さとボールを奪い取る力をもたらしたんだ。とても重要なことだね」
「そのポジション(アンカー)でプレイする時、年齢がいくつなんて関係ない。チームの中心にいる限り、チームをリードしなくてはいけないんだ。MFはピッチ全体が見えている。対して、ウインガーは見えない。だから僕らは彼らを導かなくてはいけないんだ。僕は若いけど、この役割を担うことができると思うよ」
はたして、ロドリはマンCで輝くことができるのか。母国スペインで”NEXTブスケッツ"との呼び声も高い23歳の新たな挑戦に注目だ。
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