中田英寿、中村俊輔、長友とは違う ついにセリエAに”大型日本人DF”が来た

シント・トロイデンで結果を出した冨安 photo/Getty Images

日本人センターバックのセリエA挑戦は特別

イタリア・セリエAではこれまでも何人かの日本人選手が活躍してきた。1994年にアジア人選手初のセリエAプレイヤーとなったキング・カズこと三浦知良に始まり、ローマをセリエA制覇に導いた中田英寿、レッジーナで才能を示した中村俊輔、インテルで長く活躍した長友佑都、名門ミランの10番を背負った本田圭佑と、イタリアのサッカーファンにとって日本人選手はそれほど珍しい存在でもなくなった。

しかし、今夏ボローニャに加わったDF冨安健洋は少々タイプが異なる。伊『Calciomercato』は一般的に日本の選手は小柄なタイプを想像するが、その中で188cm・体重80kgを超える大型プレイヤーの冨安がやってくるとは思わなかったと取り上げている。本田はサイズのある選手だが、冨安の場合はセンターバックだ。

サイドバック、中盤、前線の海外組は徐々に増えているが、センターバックにはパワーや高さが求められる。日本人センターバックが海外でポジションを掴むのは簡単ではないが、冨安は十分な高さを備えている。同じ日本人選手でも、ややジャンルの違う選手がセリエAにやってきたという印象なのだろう。
同メディアは冨安が3バックと4バックに対応する柔軟性を持っており、ボローニャにとって重要な投資だと説明している。いきなりボローニャでポジションを確保できるかは分からないが、冨安のチャレンジが成功すれば日本人センターバックの可能性を広げることになる。イングランドのサウサンプトンでは日本代表の相棒でもある吉田麻也が活躍しているが、冨安も続くことができるのか。

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