グループステージ最終戦でカタール代表を撃破し、苦しみながらもコパ・アメリカ8強へたどり着いたアルゼンチン代表。準々決勝の相手は堅守を軸に勝ち上がってきたベネズエラ代表で、クセのある厄介なチームだ。
中でも注目すべきは攻守を連発している小柄な若きGKウィルケル・ファリニェスだ。21歳のファリニェスは大会前からブレイク候補として注目されていたが、グループステージでは評判に違わぬパフォーマンスを披露。上背がないためハイボールの処理は少し不安もあるが、シュートに対する反射神経はずば抜けている。
そして何よりアルゼンチンとの戦績も良い。まだ2試合だが、ファリニェスはA代表でのアルゼンチン戦を落としていない。昨年3月の親善試合では3-1と勝利を収めており、エースのリオネル・メッシも無得点に抑え込んだ。さらに2017年9月のロシアワールドカップ南米予選ではオウンゴールによる失点を許しただけで、1-1のドロー。こちらもメッシは不発だった。
スペイン『MARCA』はそれを今回も続けられるのかと注目している。アルゼンチンの攻撃は多くの部分をメッシに依存しており、流れの中だけでなくフリーキックからもメッシは得点を狙ってくるだろう。今大会ブレイクしているファリニェスとの直接対決は非常に見応えがある。
同メディアはメッシを抑えてベスト4入りに成功すれば、ファリニェスが今大会最高のGKの1人と認められるはずと考えている。小さな守護神ファリニェスをアルゼンチンは攻略できるのか。アルゼンチンもベネズエラには相当手を焼くことになりそうだ。
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