PSG戦で負傷のジャマル・ムシアラは全治4,5カ月 バイエルンは攻撃の軸を欠く緊急事態に直面

バイエルンのジャマル・ムシアラ photo/Getty Images

続きを見る

腓骨骨折と複数の腱損傷

5日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはパリ・サンジェルマン(PSG)とFIFAクラブワールドカップ2025準々決勝で対戦し、0-2で敗れた。また、この試合では同クラブのジャマル・ムシアラが負傷し、前半終了間際に途中交代で退いた。

ムシアラの負傷交代は、バイエルンにとって敗戦という結果以上にショッキングな出来事だったかもしれない。前半アディショナルタイム3分、ムシアラが右サイドのニアゾーン付近に出されたスルーパスに反応してボールに触ろうとしたところ、飛び出してきたPSGのジャンルイジ・ドンナルンマと交錯。ムシアラは左足首を押さえながら倒れ込んで起き上がることができず、すぐさま担架に運ばれて退場した。

ドイツ紙『Bild』によれば、その後ムシアラは試合会場近くの病院に直行して検査を受け、左腓骨(ひこつ)骨折と複数の腱損傷が判明したという。全治までは4,5カ月を要するとも同紙は伝えている。
『Bild』の見立て通りであれば、ムシアラが復帰するのは今年12月頃ということになり、バイエルンは8月から始まる新シーズンの序盤を攻撃の主軸を欠いた状態で戦わなけれならなくなった。このことはバイエルンにとって相当な痛手であり、現在行っている新戦力の補強の方針転換が必要になるかもしれない。また、クラブワールドカップ終了後に退団が予定されているトーマス・ミュラーの去就にも影響を及ぼす可能性がある。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ