いよいよ南米のNO.1を決めるコパ・アメリカ2019が15日よりブラジルでスタートする。今大会は日本代表も招待国として参加しており、森保ジャパンが本気の南米相手にどこまで戦えるのか楽しみにしている人は多いはず。
気になるのはグループステージ突破の可能性だろう。日本はウルグアイ、チリ、エクアドルと同じグループCに入っており、いずれも簡単な相手ではない。しかも日本はベストメンバーを揃えられていない。悲観的な意見もあるだろう。
しかし英『Racing Post』は、昨夏のロシアワールドカップでベスト16まで進んだ日本をグループステージ突破候補に推しているのだ。
同メディアがグループCの中で最も高い評価を与えたのはウルグアイだ。ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニを軸とするウルグアイを優勝候補の一角に含めており、グループC首位通過候補といったところか。
その次に高い評価を得ているのが日本だ。同メディアはロシアワールドカップで日本がベルギー相手に善戦したことをかなり高く評価しており、今年のアジアカップではファイナルに進んだことも取り上げている。「彼らには今夏グループステージを突破するチャンスがある」と伝えており、想像以上にサムライブルーの評価が高い。
一方でチリとエクアドルにはやや冷たい。チリは2015、2016年大会を制しているが、チーム力は衰退していると同メディアは指摘する。アレクシス・サンチェスもクラブで輝きを放つことができず、影響力は弱まっている。少なくとも優勝候補には挙げられないだろう。
エクアドルは2016年大会こそベスト8に入ったが、それ以前は6大会連続でグループステージ敗退に終わっている。同メディアは今夏も大きな期待はかけられないと伝えており、評価は決して高くない。またエクアドルはロシアワールドカップ南米予選においてアウェイで勝利したのは2015年11月のベネズエラ代表戦が最後となっている。やや内弁慶なところがあると考えられており、ブラジルの地で結果を出せるのか疑問視されている。
日本のキーマンには10番を背負う中島翔哉が指名されているが、日本は若手が多い構成でグループステージを突破できるのだろうか。各組3位のチームにもグループステージ突破のチャンスは残されているだけに、日本としては1試合でも多く南米のチームと戦って経験を積みたいところだ。