スペイン相手にヘディング弾決めた男
今季のアーセナルではピエール・エメリク・オバメヤンとアレクサンドル・ラカゼットの2トップが相手の脅威となっていたが、前線に唯一欠けていたものがある。高さとパワーだ。オバメヤンもラカゼットもスピードは抜群だが、空中戦で敵を制圧するような選手ではない。
そんなアーセナルに高さとパワーのオプションを加えられるだろうか。今アーセナルが熱視線を送っているのが、スペインのレガネスでプレイする22歳の大型FWユセフ・エン・ネシリだ。ユセフ・エン・ネシリは189cmのサイズを誇り、今季はリーガ・エスパニョーラで9得点2アシストを記録しているセンターフォワードだ。
英『TalkSport』はさっそくユセフ・エン・ネシリが何者なのかと取り上げているが、何より目を引くのは空中戦の強さだ。今季リーガ・エスパニョーラでは1試合平均4.4回の空中戦勝利数を記録しており、体格的にはプレミアリーグのフィジカルバトルにも問題なく対応できるだろう。
モロッコ代表として昨年のロシアワールドカップでもプレイしており、スペイン代表戦では途中出場から強烈なヘディングシュートを炸裂させている。高さのオプションをアーセナルの前線にプラスできれば非常に大きい。
今夏に主力の売却が行われるのかは分からないが、同メディアは来季ユセフ・エン・ネシリを頂点に配置し、オバメヤンとラカゼット がその背後を担当する3トップ形成もあり得るとの見方を示している。中盤ではグラニト・ジャカがアンカーに入り、ルーカス・トレイラとマッテオ・グエンドウジがインサイドハーフを務める新たな[4-3-3]だ。
今季も攻撃力は高いレベルにあったが、そこに高さも加えられるのか。プレミアのDFにフィジカルバトルを挑むユセフ・エン・ネシリの姿も見てみたいものだ。