愛弟子“2名”を連れていく? ガスペリーニのローマ行きが濃厚に

ガスペリーニは今季アタランタを4位まで引き上げている photo/Getty Images

チーム改革には適任か

“イタリア最高の監督”は永遠の都に向かうのか。アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が来季ローマで指揮をとることが濃厚になっている。

伊『LEGGO』によると、同監督は2011年にインテルをたった2ヶ月で解任となって以降、再びトップクラブを率いることを望んでいたようだ。ローマの指揮官就任となれば、ガスペリーニ監督はアタランタから2人の選手を連れて行く可能性も同メディアは伝えた。

1人目はオランダ代表MFマルテン・デ・ローンだ。28歳の選手でハードなタックルを仕掛けるうえ、空中戦にも強い中盤の潰し屋。ボールを持った時の展開力の乏しさが見受けられることもあるが、本人は以前「僕はそういう選手じゃない」と言い切ったことがある。職人気質のボールハンターだ。中盤で守備に徹するタイプの選手が少ないローマにはもってこいの人材だろう。
2人目はイタリア代表DFジャンルカ・マンチーニ。190cmのサイズを活かした空中戦の強さが魅力のセンターバックだ。その攻撃力も相手の脅威となっており今季は5得点を挙げている。元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィに対する憧れを語ったことがあり、国内では彼の後継者として期待されている。

ローマはMFダニエレ・デ・ロッシの退団が発表され、FWエディン・ジェコやDFコスタス・マノラスといった主力も移籍が濃厚な状況。来季以降は変革期に突入することが予想される。アタランタを勝てるチームに作り変えたガスペリーニ監督は、その時期を任せる指揮官として最高の選択といえるだろう。

多数の候補者が挙がっていたローマの次期指揮官問題はこれで決着するのだろうか。“イタリア最高の監督”との呼び声が高いガスペリーニ監督なら、ロマニスタも納得しそうだが。

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