リヴァプールに新FWはいらない! 終盤にいきなり覚醒した男を”2番手”へ

リヴァプールのオリギ photo/Getty Images

補強すべきは他のポジション

ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールにおける数少ない弱点とされていたのが、FWロベルト・フィルミーノのバックアッパー不足だ。モハメド・サラー、サディオ・マネ、フィルミーノの3トップは破壊力抜群だが、その中でも前線で気の利いた動きができるフィルミーノの代役はなかなか見つからなかった。

また、フィルミーノは純粋なセンターフォワードとは言い難い。以前からフィルミーノとタイプの異なるセンターフォワードを獲得すべきとの意見は目立っていた。しかし英『90min』は、もう新たなFWを探す必要はないと主張する。ディボック・オリギが十分すぎる働きを見せているからだ。

オリギは4日のニューカッスル戦で試合終了間際に決勝点を奪うと、その3日後に行われたバルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでは2得点を記録。チームの決勝進出に大きく貢献したのだ。
オリギはフィルミーノほど上手くボールを収められるわけではないが、なぜか終盤に得点を決める勝負強さを持っている。バックアッパーFWとしては十分な働きと言えるだろう。また、3番手候補にはクロップも期待する19歳のリアン・ブリュースターもいる。仮にダニエル・スタリッジがクラブを離れるとしても、数年後にイングランドA代表の主軸になるのではとも言われるブリュースターを3番手として育てるのも悪い手ではない。

同メディアはセンターフォワードを補強する代わりに、フィルジル・ファン・ダイクの新相棒や中盤にアイディアを加える攻撃的MF獲得へ注力する方が良いと指摘。この2箇所さえ補強できれば、リヴァプールに穴はなくなると考えているようだ。

今季勝ち点97を獲得したリヴァプールは、ほとんど欠点がないと言っていい完成度の高いチームだ。大幅な変更は必要ないだろう。終盤にオリギが想定外の活躍を見せてくれたが、リヴァプールはオリギを第2FWとして信頼していくべきか。

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