武藤嘉紀が苦しかった今季を振り返る 「僕にとってタフなシーズン」

プレミア初挑戦の今季は1得点に終わった武藤 photo/Getty Images

移籍1年目は結果残せず

今季はFW武藤嘉紀にとって苦しいシーズンとなった。昨夏マインツからニューカッスルに加入するも17試合の出場にとどまり、得点はわずか1ゴール。ストライカーとしては良いシーズンではなかっただろう。

武藤は13日に自身のInstagramを更新。満足のいくパフォーマンスを見せられなかったと今季を振り返りつつも、新たなシーズンへの思いも綴っている。

「シーズンを通して素晴らしい応援をしていただきありがとうございました。僕にとってはタフなシーズンで、皆さんの期待には応えられませんでした。来季は素晴らしいファンの前でもっと多くのゴールを決められることを願っています。ベストを尽くしてチームに貢献できるように頑張りたいと思います。また素晴らしいサポーターと会えるのが楽しみです」
ニューカッスルでの1年目を「タフなシーズン」と表現した武藤。思えば、今季は運が味方しないことの連続だった。

開幕してからしばらく、武藤は途中出場の日々が続く。しかし初先発となった第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦で今季初ゴールを記録すると、そこから5試合連続で先発出場。スタメンに定着したかと思われたが、第11節ワトフォード戦で左ふくらはぎを負傷する。復帰後に巻き返しを図りたかったがアジア杯招集でそれも不可能に。帰ってきた頃には彼の居場所はなくなっていた。

もちろん、苦しいシーズンとなったのは武藤の実力が及ばなかったこともあるだろう。チームにはFWサロモン・ロンドンやFWアジョゼ・ペレスといった優秀なアタッカーが存在する。しかし、それでも武藤は定位置を確保しかけた時期がある。彼らと絶望的な差があるというわけではないはず。苦い経験をした武藤だが、来季はこれを糧にチーム内での序列を上げたいところだ。

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