ロシアワールドカップを制覇したフランス代表ではレアル・マドリードDFラファエル・ヴァラン、バルセロナDFサミュエル・ウムティテイの2人がセンターバックでコンビを組み、チームの優勝に大きく貢献した。高さ、1対1の強さも申し分なく、やはりビッグトーナメントを制するには強力なセンターバックコンビが欠かせない。
では、現在世界最強のセンターバックコンビを抱えている代表チームはどこなのだろうか。英『Squawka』がランキングを作成している。
10位:ペペ&ルベン・ディアス(ポルトガル代表)
9位:ダビンソン・サンチェス&ジェリー・ミナ(コロンビア代表)
8位:ヨナタン・ター&ニクラス・ズーレ(ドイツ代表)
7位:マルキーニョス&ミランダ(ブラジル代表)
6位:サリフ・サネ&カリドゥ・クリバリ(セネガル代表)
まず10位から6位はこうなった。興味深いのは日本代表がロシアワールドカップで戦ったコロンビア、セネガルの2チームがランクインしていることか。コロンビアはサンチェスとオスカル・ムリージョがセンターバックでコンビを組んでいたため、ミナとは対戦していない。とはいえ強力なセンターバックを抱える両チームから2点ずつ奪ったのは誇っていいだろう。
8位のドイツはまだコンビが固まったわけではないが、タレントは揃っている。チェルシーのアントニオ・リュディガーもリーダー候補の1人だが、今回同メディアは若い2人をプッシュしている。
5位:トビー・アルデルヴァイレルト&ヤン・ヴェルトンゲン(ベルギー代表)
4位:ラファエル・ヴァラン&サミュエル・ウムティティ(フランス代表)
3位:レオナルド・ボヌッチ&ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)
2位:ホセ・マリア・ヒメネス&ディエゴ・ゴディン(ウルグアイ代表)
1位:フィルジル・ファン・ダイク&マタイス・デ・リフト(オランダ代表)
今回のランキングに納得できないサッカーファンもいるだろう。イタリアのボヌッチ、キエッリーニはユヴェントスでもコンビを組むが、キエッリーニもさすがに大ベテランだ。今世界トップ3に入るコンビなのかは疑問もある。2位のウルグアイ代表コンビもお馴染みだが、2位とはかなり評価が高い。ゴディンも33歳を迎え、アトレティコ・マドリードでも以前ほどの存在感はない。
ただ、1位のコンビには納得できるのではないか。リヴァプールのファン・ダイクは今や世界最高のセンターバックの1人とも言われ、その能力に疑問を持つ者はほとんどいない。相棒のデ・リフトは19歳と若いが、アヤックスではディフェンスリーダーとしてチャンピオンズリーグ・ベスト8入りに貢献。ビッグクラブ移籍は目前だ。
何よりこの2人はネーションズリーグでフランス代表、ドイツ代表をも撃破している。それも無失点で相手をシャットアウトしており、実績も十分だ。EURO2020制覇を目指す欧州勢の中において最強のセンターバックコンビと言ってもいいはずだ。