バルサとレアル、2人の天才が大苦戦 共通する理由は”スピード不足”なのか

出番失うイスコ photo/Getty Images

スペイン紙が指摘

ワールドクラスの実力を持ちながら、指揮官のファーストチョイスになれていない。現在同じような立場にあるのがバルセロナMFフィリペ・コウチーニョとレアル・マドリードMFイスコだ。

2人とも抜群のテクニックを持つ選手だが、現在はスタメン確保に苦戦している。コウチーニョはまだサブ組として出場機会を得るケースもあるが、イスコの場合は完全にサンティアゴ・ソラーリの構想から外れている。

スペイン『MARCA』は2人に共通点があると特集しているが、指摘されたのはどちらも爆発的なスピードを持っていないということだ。ソラーリは攻撃的な位置にルーカス・バスケスやヴィニシウス・ジュニオールなどスピード豊かな選手を配置する傾向にあり、3トップの一角にイスコが入るのは難しい。中盤の3枚は以前から競争が激しいため、こちらも困難だ。ジネディーヌ・ジダンが時折採用していた[4-4-2]のような形でなければイスコが先発を確保するのは難しいのだろう。
コウチーニョも同じで、前線ではスピードあるウスマン・デンベレがポジションを確保している。コウチーニョもウイングでプレイできる選手だが、エルネスト・バルベルデがデンベレの方を好んでいるのは間違いない。中盤はレアルと同じく競争が激しいため、こちらも割って入るのは難しい。

スピード、得点力といった部分でイスコとコウチーニョはチームメイトに負けており、同メディアは似たような理由で先発から外れていると分析している。チームスタイルに合わないのであれば、チャンスはなかなか訪れないだろう。

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