レアルはムバッペを獲るべきだった!? 悔やまれるベイルへのこだわり

レアルのベイル photo/Getty Images

スペイン紙は2017年の動きを嘆く

現在のレアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドが抜けた穴の大きさを痛感する日々を過ごしており、昨季までに比べて攻撃力は明らかに落ちた。最大の問題はロナウドの後継者と言える選手を獲得できなかったことで、期待されたカリム・ベンゼマとガレス・ベイルも思うように得点を記録できていない。

悔やまれるのは、現パリ・サンジェルマンFWキリアム・ムバッペを獲り逃したことだろう。ムバッペは2017年夏にモナコからパリ・サンジェルマンへ移籍することを選択したが、スペイン『as』はレアルも獲得に近い位置にいたと伝えている。

しかし、レアルはムバッペを逃してしまった。なぜなら、フロレンティーノ・ペレス会長がベイルにこだわったからだ。2017年夏はまだロナウドもいたため、ベイルがチームに残るということはBBC存続を意味する。同メディアは、BBC存続によってムバッペ側がプレイタイムの確保が難しくなると判断したと伝えており、あの時ベイルを手放す判断を下していればムバッペを獲得できたはずとの見方を示している。
モナコは国内最大のライバルであるパリ・サンジェルマンに次世代のスター候補を渡す形となってしまい、どちらかといえばレアルに売却したかったのではないか。同メディアは「2017年夏にベイルを売却していれば状況は違ったかもしれない」と伝えており、当時の動きを悔やんでいる。

ベイルはフロレンティーノ・ペレス会長お気に入りの選手ではあったものの、怪我の連続など苦しいキャリアを過ごしている。BBC解体にレアル側から動き出せなかったことも今季の苦戦に繋がっているのかもしれない。

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