アーセナル、2019年の初戦で勝利も…… ボランチ2名に芳しくない評価

フラム戦で先制ゴールを挙げたジャカ(中央)だが、守備時のポジショニングを改善する必要があるだろう photo/Getty Images

守備面の課題が浮き彫りに

現地時間1日にプレミアリーグの第21節が行われ、アーセナルがフラムに4-1で勝利した。

2019年初の公式戦を白星で飾ったアーセナルだが、大手メディアより課題を突きつけられている。米『ESPN』は同試合に出場したアーセナルの選手の寸評を掲載。「(本来いるべきボランチのポジションから)飛び出してしまう場面が散見された」と、同クラブのMFマッテオ・グエンドウジのパフォーマンスを評した。

また、同メディアはグエンドウジとボランチでコンビを組んだグラニト・ジャカについても言及。「フラムがボールを持った際、ジャカが中盤から離れすぎていた」と、同選手のポジショニングの悪さを指摘している。
ハイプレスからのショートカウンターを基本戦術に掲げているアーセナルのウナイ・エメリ監督だが、現時点で守備の完成度は低いと言わざるを得ない。フラム戦の14分すぎにはグエンドウジとジャカの両ボランチが相手最終ラインの手前まで飛び出してプレスをかけたものの、縦パスで呆気なく掻い潜られる形に。両ボランチが空け渡したスペースをフラムの選手に使われ、あわや失点という局面を迎えた。直近の公式戦で中盤のスペースの管理が疎かになっている印象が拭えないアーセナルだが、両ボランチの片割れが前に出た際はもう一方が自陣バイタルエリア付近に留まるなどの約束事を徹底し、守備を引き締めたいところだろう。

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