“デア・クラシカー”が面白すぎた! これぞ近年のブンデスが求めていた試合

白熱したデア・クラシカー photo/Getty Images

独メディアも興奮気味

10日に行われたブンデスリーガ第11節、ドルトムントVSバイエルンは激しい攻防の末3-2でドルトムントが勝利した。今季のドルトムントの強さが本物であることを示す一戦となったわけだが、独『DW』はこの一戦の内容に喜んでいる。

近年はドルトムントでさえバイエルンに歯が立たないといったシーズンが続いていたが、今季はバイエルンの調子が上がらないこともあってドルトムントが首位をがっちりキープしている。今回の試合でドルトムントが勝ち点を27に伸ばし、バイエルンとの勝ち点差は7にまで広がった。同メディアは、この展開こそブンデスリーガに必要なものだったと主張している。

マッツ・フンメルスの軽率なミスがあるなど、バイエルンらしくないプレイがあったのも事実だ。しかし、パフォーマンスの全てが悪かったわけではない。右サイドから完璧に崩した2点目は芸術的で、ロベルト・レヴァンドフスキもジョシュア・キミッヒも本来の実力を発揮していた。ドルトムントもバイエルンも、両方優れていたガチンコ勝負だったのだ。
この試合を見ていたサッカーファンも大いに楽しめたのではないだろうか。両チームとも攻撃的で、展開もスピーディーでスコアも申し分ない。この面白さこそ近年のブンデスリーガが求めていたものなのだ。バイエルンも敗れはしたが、内容的には満足できるところもあるだろう。

優勝争いも面白くなってくるはずで、今季のブンデスリーガは近年稀に見る混戦となりつつある。この熾烈な争いこそブンデスリーガが求めていたものなのだろう。

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