ヴィニシウス、ロドリゴに続くブラジル人狙い レアルが目をつける若手たち
サントスでプレイするユーリ・アウベルト photo/Getty Images
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先日のバシャドリード戦でレアル・マドリードに勝利をもたらしたのは18歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールだった。ヴィニシウスはフラメンゴに所属していた昨年にレアルが獲得を発表し、今夏に合流を果たしたブラジルの新たな真珠として大きな注目を集めるヤングスターだ。
さらにレアルは来夏にサントスの17歳FWロドリゴ・ゴエス加入も発表しており、ブラジルの有望株獲得にかなり力を入れていることが分かる。2人は今後のブラジルサッカー界を引っ張る存在となるだろうが、レアルのブラジル人狩りはまだ終わりそうもないのだ。スペイン『as』によると、レアルには他にも目をつけている若きブラジル人タレントがいるという。
・ヴィトール・ガブリエウ(フラメンゴ/18歳/FW)
センターフォワードを本職とするヴィトール・ガブリエウは、184㎝とサイズもあるFWだ。すでにフラメンゴのトップチームでデビューを果たしており、パワーに加えて創造性もあると評価されている。
・アラン(パルメイラス/18歳/MF)
昨年インドで開催されたU-17ワールドカップにてブラジルは3位に入ったが、そのチームで10番を背負っていたアランも注目株だ。ユース年代では最高級の素質と評価されており、U-17ワールドカップのパフォーマンスからレアルもチェックを続けている。
・ユーリ・アウベルト(サントス/17歳/FW)
アランと同じくU-17ワールドカップのメンバーに選ばれていたストライカーで、サントスのトップチームでも継続的にベンチ入りを果たしている。細かいタッチよりは豪快なフィニッシュを持ち味とする選手で、パワフルなセンターフォワードとして今後の成長に期待がかかる。
その他にもフラメンゴでヴィニシウスの後継者と目されている17歳のFWユーリ・セザール、16歳にしてサントスで最年少出場記録を更新したFWカイオ・ジョルジ、ユース年代のクラブワールドカップにてレアルを4-2で撃破したパルメイラスの15歳FWガブリエウ・ヴェロンらがターゲットになっているという。
15歳のヴェロンについてはすでにレアル側が本格的に動いているとも言われており、レアルはブラジル人選手のスカウトにかなり力を入れていることが分かる。ヴィニシウスも期待に応え始めており、来夏合流予定のロドリゴもフィットすればレアルの攻撃は一気に若返って面白いものとなるだろう。
ヴィニシウス、ロドリゴに続く10代の引き抜きが実現しても、驚くことはない。第2のネイマールは逃すまいとレアルはブラジルで才能発掘を続けている。