プレミアリーグ、近年稀に見る大混戦 ここ40年で初の出来事とは

好調なチームをまとめ上げる3人の名将たち。マンCのグアルディオラ(左)、チェルシーのサッリ(中)、リヴァプールのクロップ(右)photo/Getty Images

第11節終了時点で3チームが無敗

近年激しい戦いを繰り広げ、欧州で最も厳しいリーグと言っても過言ではないプレミアリーグだが、その中でも今季は特にハイレベルな戦いを見せている。

プレミアリーグ第11節の全10試合うちの9試合が3日から4日にかけて行われ、上位争いを繰り広げるクラブが各地で試合を行った。現在首位に立つマンチェスター・シティは、ホームでサウサンプトンを相手に圧巻のゴールシューを披露。ラヒーム・スターリングの2ゴール2アシストの活躍もあり、6-1の大勝を収めた。この結果、勝ち点を29(9勝2分)まで伸ばし、首位をキープしている。

そんなマンCと勝ち点で並ぶ2位リヴァプールは4位アーセナルとの上位対決に臨んだ。敵地での戦いながらジェイムズ・ミルナーのゴールで先制点を奪うも、試合終了間際に同点ゴールを許し、1-1で痛恨のドロー。開幕戦からの無敗はキープしたものの、1ポイントしか積み上げることができず勝ち点27(8勝3分)で3位に順位を下げている。
そして、こちらも開幕戦から無敗のチェルシーは、本拠地にクリスタル・パレスを迎え入れると、徐々に調子を上げているアルバロ・モラタの2ゴールなどでスコアを3-1とし、2連勝を飾った。8勝3分でリヴァプールと勝ち点で並び、得失点差の関係でチェルシーは2位に順位を押し上げている。

第11節終了時点で、開幕戦から不敗神話を続けているクラブが3チームもいるプレミアリーグ。データサイト『opta』によると、11試合消化して上位3チームが無敗となっているのは、ここ40年で初の出来事だという。また、その3チームに続く4位トッテナムが勝ち点24、5位アーセナルが同23で首位マンCと勝ち点6ポイント差以内と、プレミアリーグの上位争いは近年稀に見る大混戦となっている。

プレミアリーグ上位5チームの成績は以下の通り(第11節終了時点)

1位 マンチェスター・C 9勝2分 勝ち点29 得失点差+29
2位 チェルシー 8勝3分 勝ち点27 得失点差+19
3位 リヴァプール 8勝3分 勝ち点27 得失点差+16
4位 トッテナム 8勝3敗 勝ち点24 得失点差+9
5位 アーセナル 7勝2分2敗 勝ち点23 得失点差+11

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