アーセナルはリヴァプールより走っていた! 進む”エメリ改革”

リヴァプールと引き分けたアーセナル photo/Getty Images

粘って走れるチームに

ウナイ・エメリ率いるアーセナルは確実に進歩している。1‐1で終えた3日のリヴァプール戦はそれを確信させるものとなったのではないか。連続無敗記録も14に伸び、サポーターも今のチームに自信を持っていることだろう。

やはり大きいのは今季より指揮を執るエメリの存在だ。昨季限りでアーセン・ヴェンゲル体制を終わらせたアーセナルでは、いくつかの変化があった。トレーニングではエメリの方がハードなメニューを組んでいると話題になっており、徐々にエメリ色がアーセナルに浸透し始めているのだ。

ハードワークを重視する考えは今回のリヴァプール戦にも表れている。英『sky SPORTS』によると、アーセナルはリヴァプール戦で117.34Kmの走行距離を記録し、スプリント数は148回を数えた。ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールも走るチームとして有名だが、リヴァプールは走行距離115.94Km、スプリント数は126回に留まっている。アーセナルの方がハードワークできていたのだ。

また興味深いのはエメリの交代策がヒットしていることだ。リヴァプール戦では68分にヘンリク・ムヒタリアンを下げてアレックス・イウォビを投入したが、イウォビは82分にスルーパスからFWアレクサンドル・ラカゼットのゴールをお膳立てしている。アーセナルでは途中投入の選手が6得点4アシストと計10の得点に絡んでおり、これは現時点でプレミア最多の数字だ。エメリの交代策がヒットしている証と言えよう。

さらに選手たちのメンタルも興味深い。今回のリヴァプール戦も相手に先制を許す苦しいスタートだったが、最終的にはラカゼットの得点で追いついた。今季のアーセナルは相手にリードを許したところから合計8ポイントもの勝ち点を拾っている。これもプレミア最多の数字で、粘り強く追いかける気持ちの強さが今のアーセナルにはある。

エメリの交代策と選手たちの粘りもあり、今季のアーセナルはリーグ戦25得点のうち実に19得点を後半に挙げている。あまり褒められた記録ではないが、今季リーグ戦でリードして前半を終えたことが1度もないのは何とも特徴的だ。今回のリヴァプール戦もアーセナルらしい戦いだったと言える。

エメリがチームを徐々に変え始めているのは間違いなく、同メディアもチームが進歩していると評価している。やや失点の多さは気になるところだが、トップ4を狙う力は十分にあるはずだ。今後も起こるであろうエメリのマジックから目を離すべきではない。

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