ミラン、今季も苦戦必至か 闘将 「上位争いなんて笑っちゃう。ただ……」

肩を落とすガットゥーゾ監督。チームを立て直すことができるか photo/Getty Images

チームへの信頼は揺るがない

名門復活を目指すACミランだが、今季もスタートから苦しい戦いが続いている。チームの指揮官を務める闘将ジェンナーロ・ガットゥーゾも落胆の色を隠せない。

16日に行われたセリエA第4節で、カリアリの本拠地へ乗り込んだミラン。開始早々の4分に失点すると、今夏の移籍市場で加入したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの移籍後初ゴールで追いついたが、スコアをひっくり返すまでには至らず、1-1のドローで終了のホイッスルを迎えた。この結果、ミランは前節ローマ戦からの連勝を逃し、ここまで1勝1分1敗で勝ち点「4」と(開幕戦が延期されたため1試合未消化)、思うように勝ち点を積み上げられずにいる。

伊『sky soprt』のインタビューに応じたガットゥーゾ 監督は試合を「ゲームの始め方が良くない。最初の20分間は恥ずかしい内容だった。これらの問題はすぐに解決しなければならない。もし0-2になっていたら、全く別の試合になっていただろう」と振り返った。
そして「上位争いかい? その話はまだ馬鹿げているよ。我々の前には長い道のりがある。実際、今日のような試合で勝ち点を取れたのはラッキーだと思う。我々がセリエAの2位や3位を取れるという人々がいるが、今の状態を見ると笑っちゃうね」と述べつつも、ガットゥーゾ監督のチームへの信頼は揺るがない。「ただ、改善していくことで、手繰り寄せることはできると思う。このチームは情熱と闘志を持っている。ただ、それを表に引き出すには壁を突き破る必要があるね。もし今季の主人公になりたいのであるならば、今日のスタート20分のような試合をやっている暇はない」とチームが持つ力への期待をあらわにしている。

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