イタリア代表の復活はまだまだ時間がかかる? マンチーニ監督が明かした問題点

母国イタリア代表の再建を託されたマンチーニ監督 photo/Getty Images

「ゴール数の少なさ」が問題

60年ぶりにW杯出場を逃す屈辱を味わったイタリア代表。サッカー大国の復活へ向けて、チームの立て直しを図る同代表だが、まだまだ時間がかかりそうだ。指揮官を務めるロベルト・マンチーニ監督が、現時点でのイタリア代表の問題点を明かした。

マンチーニ監督の初陣となった5月末のサウジアラビア代表戦で、新体制として白星発進を決めるも、その後勝利から遠ざかっているイタリア代表。10日に行われたUEFAネイションズリーグのポルトガル代表戦でも、エースであるクリスティアーノ・ロナウドを欠く相手に、接戦の末に0-1で敗れている。

試合後、伊『Rai sport』のインタビューに応じたマンチーニ監督は「残念ながら、我々はミスを犯してしまった。それらを減らす必要がある。ただ、選手たちは全力を尽くしてくれたと思うよ」と振り返った上で「我々は成長しなければならない。これ以上にすることはないよ。若い選手が多いし、問題が起こるのはしょうがないことだ。チームも始動したばかりだからね。コンディションが上がれば、ポジティブな影響をもたらすのも確かだ。しかし、重要な問題点はそこではない。ゴールを奪うことができないことだ」や「勝つためにはゴールを奪う必要がある。我々はゴールを奪うための新たな解決策を見つけ出さなければならない」と述べている。
マンチーニ体制になってから5試合を戦ったイタリア代表だが、これまで奪ったゴールはわずかに「5」。複数得点を記録したのも初戦のサウジアラビア代表戦のみと、思うようにゴールを挙げられていない。ゴールを奪うパターンを確立することが、イタリア代表の復活につながるかもしれない。

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