ロシアW杯からあまり顔ぶれ変わらぬドイツ OBからレーヴへ「絶対的な信頼はやめないと」

ドイツ代表監督レーヴ photo/Getty Images

新顔は3名のみとやや少なめ

ロシアワールドカップでグループステージ敗退の屈辱を味わったドイツ代表だが、先日発表された代表メンバーの顔ぶれはそれほど大きくは変わらなかった。差別問題もあって代表から退く決断を下したメスト・エジル、代表引退を表明したマリオ・ゴメスの他、サミ・ケディラ、マルヴィン・プラッテンハルト、セバスティアン・ルディ、ケビン・トラップの6人がワールドカップから外れたものの、代表監督ヨアヒム・レーヴはまだ自身がこれまで好んで起用してきた選手を召集している。

トーマス・ミュラー、マヌエル・ノイアー、ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルス、イルカイ・ギュンドアン、トニ・クロースといったところは変わっていない。新顔はパリ・サンジェルマンDFティロ・ケーラー、ホッフェンハイムDFニコ・シュルツ、レヴァークーゼンMFカイハヴェルツの3名だけだ。現時点では大幅な世代交代とは言えないだろう。ただし、4年後のワールドカップを見据えるなら徐々に世代交代していかなければならない。それをレーヴがどうコントロールしていくのかが問題だ。

『sky SPORTS』によると、元ドイツ代表ローター・マテウス氏は過去にその選手が何を成し遂げたのかは度外視し、よりフラットな視点から代表メンバーを選んでほしいと訴えている。
「将来へ向けレーヴからクリアなメッセージが発信されることを期待している。これは数名の選手にとっては不愉快なものになるかもしれないけどね。ただ、レーヴはうやるべきだ。過去に何をしたかは問題ではない。絶対的な信頼はやめないとね」

ワールドカップではレーヴが前回大会優勝メンバーを信じすぎたことも敗因の1つに挙げられていた。ロシアでの敗北からチームを変えていかなければならないが、レーヴはここからどうチームを再構築していくのだろうか。

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