バルサ指揮官は”屈辱のローマ戦”から学ぶべし! 同じ過ち繰り返さないための方法とは

喜ぶローマ、落胆するバルセロナ photo/Getty Images

昨季CLで予想外の逆転負け

昨季のバルセロナはネイマールが抜けたにも関わらず、開幕から抜群の安定感を披露した。MSN解体の問題をまるで感じさせず、エルネスト・バルベルデ率いるチームは危なげなくリーガ・エスパニョーラを制している。

しかし、チャンピオンズリーグの方では思わぬ問題が起きた。準々決勝のローマ戦では1stレグを4‐1で制しながら、敵地での2ndレグを0-3で落としてしまったのだ。この逆転劇を予想していた者は限りなく少なかったはずだ。スペイン『MARCA』はこの過ちから学ぶべきことがあると取り上げている。

それはローテーションの使用だ。昨季のバルセロナはスタメンをほとんど変えず、リオネル・メッシもルイス・スアレスもフル稼働するやり方で戦ってきた。それによってリーグ戦での安定感が生まれたのだが、シーズン終盤に向けて徐々に疲労が溜まってしまったことがローマ戦の敗北に繋がったと同メディアは見ている。
バルベルデはメッシ、ジェラール・ピケ、スアレスら主力を外さないことでリスクを軽減し、リーガを制したのだ。しかしチャンピオンズリーグとのダブルを狙うのであれば、主力をどこかで休ませていかなければならない。特にスアレス、メッシ、ピケ、イヴァン・ラキティッチらは30代に入っており、フル稼働するのが難しくなる年齢でもある。

ただ、バルベルデは今季もスタメンにほとんど手を加えていない。今夏の補強でアルトゥーロ・ビダル、クレマン・ラングレ、マウコムなどベンチが豪華になったのだが、その新戦力のプレイタイムは限られているのだ。同メディアはこれを不安視しており、いつローテーションさせるのかと気にかけている。

バルベルデがどこまでバックアッパーの選手たちを信頼できるのか。今季ダブルを狙うには指揮官が考え方を変える必要がありそうだ。

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