アンチェロッティ采配スバリ的中! ガットゥーゾとの“師弟対決”を制し「素晴らしい夜」に

再会を果たしたガットゥーゾ(左)とアンチェロッティ(右)photo/Getty Images

システム変更で2点差をひっくり返す

25日にセリエA第2節が行われ、ナポリがACミランをホームへ迎え入れた。2点リードを許しピンチに立たされたナポリだが、ピオトル・ジエリンスキの2ゴールで追いつくと、途中出場を果たしたドリース・メルテンスが80分に逆転ゴールを決め、3-2の劇的勝利を収めている。

この一戦で、カルロ・アンチェロッティ監督(ナポリ)とかつての教え子であるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(ミラン)が激突。師弟対決を制したアンチェロッティ監督が試合後、『DAZN』のインタビューでガットゥーゾとの再会を喜んだ。

「私はかつての教え子たちみんなと深い繋がりがあるが、中でもガットゥーゾとは特別なものがある。素晴らしい夜だったし、感情的になったよ。こんなに幸せな経験をしたのに、私はチケットを払わなくてもよかったんだからね」
そして、激闘を繰り広げた試合については次のように振り返っている。

「ミランは攻撃で多くの脅威を与えてきたわけではないが、2つのゴールで我々を驚かせた。非常に困難な状況に追い込まれたよ。だから、我々はシステムを変更した。サポーターたちも我々の背中を押してくれたね。このチームは[4-3-3]だけでなく[4-2-3-1]でもプレイできる。ルーカス・ビリアに対して十分なプレッシャーをかけることができなかったので、私は中盤を何かしら変更しなければならなかったんだ」

さらに、途中出場ながら決勝ゴールを決めたメルテンスを絶賛した。

「一般的な司令塔タイプではないが、インシーニェとミリクを組み合わせるとき、メルテンスは本当に素晴らしい。ストライカーの後ろでプレイするだけでなく、彼は左サイドに流れる。インシーニェをフォローし、多くのウィングをつくるんだ」

開幕戦から2試合連続で逆転勝利を収めたナポリ。アンチェロッティ監督は見事采配を的中させ、強敵との連戦で連勝へ導いて見せた。この勢いで、悲願のスクデット獲得へ向けて1つでも多くの勝利へ導きたいところだ。

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