心臓病発覚のミランDF、専門医が明かした2つのケース 現役引退の可能性も

クロアチア代表の一員としてロシアW杯にも参加していたストリニッチ photo/Getty Images

肥大型心筋症か、それとも生理的肥大か

心臓病により、長期離脱を余儀なくされたACミランのクロアチア代表DFイヴァン・ストリニッチだが、年内の復帰は厳しいかもしれない。

今夏の移籍市場で、サンプドリアからミランへ移籍したストリニッチ。クロアチア代表の一員として参加したロシアW杯でもチームの主力として6試合に出場し、準優勝に貢献していた。新天地ミランでの活躍にも期待が集まっていたが、18日に行われたクラブの定期検診で問題が発覚。心臓が肥大しているのが確認されたようで、一時的に活動を中止することがクラブから発表された。

これを受けて、伊『TUTTOSPORT』が心臓の専門医であるブルーノ・カルー氏にインタビューを行った。同氏のコメントを次のように伝えている。
「肥大のタイプを確認するために、少なくとも彼を3〜4ヶ月は休ませる必要がある。4週間だけ休んだとしても、そんな短期間では意味がない」

「2つのケースが考えられる。最も深刻な病気の場合だと、肥大型心筋症だ。これは先天性の問題で、(シドニー)オリンピックで水泳のチャンピオンになったドメニコ・フィオラバンティを襲い、引退に追い込んだ病気である。軽度の場合は生理的肥大によるもの。スポーツを行う上で、多くの人々がなる可能性がある。先天性でないことが確認できたら、休息を取ることで容易に復帰できるだろう」

はたして、ストリニッチは無事チームへ復帰することができるのか。今後の診断結果次第では、選手生命が絶たれる可能性があるため、慎重に進めて行きたいところだ。

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