なぜケインにはPKが与えられなかった? 相手に2度押し倒されたシーンに疑問も

主審に抗議するヘンダーソン photo/Getty Images

VARが効力発揮せず

ビデオ判定システム(VAR)の導入で決定的なプレイを見極めることができるようになったはずなのだが、レフェリングに対する疑問は尽きない。18日に行われたイングランド代表VSチュニジア代表の一戦でも審判の判定を巡って疑問が出ている。

問題視されているのは、イングランド代表FWハリー・ケインがセットプレイの競り合いで2度チュニジアの選手に押し倒されていたシーンだ。主審のウィルマール・ロルダンは前半にイングランド代表DFカイル・ウォーカーが競り合いの際に手を広げてチュニジアの選手をブロックしたプレイについては迷わずPKと指示したのだが、ケインが倒された場面では笛が吹かれなかった。

英『Daily Mail』によると、元審判員のグラハム・ポール氏はなぜVARでも検証されなかったのかと疑問を投げかけており、チュニジアの選手がボールも見ずにケインをホールドしていた行為を問題視している。

「FIFAが今回のW杯で望んでいたことの1つが、セットプレイの際に守備側がボールを無視して相手をホールドするのをストップすることだった。ロルダンはチュニジア側に警告を続けていたが、ケインが2度明らかに倒されたプレイをPKと判定しなかった。VARが関与しなかったことも驚いたし、残念だ」

幸いにも結果には影響することなくイングランドが勝利を収めたが、仮にイングランドが勝利を逃していればケインが倒された場面に批判が集中したことだろう。チュニジア側に与えたPKとタイプが似ていたため、判定の基準には疑問が出ている。
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