10月に海外遠征
アジアのライバルも2018ロシアワールドカップへ向けて動き始めている。日本代表は10月の国際Aマッチデーでハイチ代表とニュージーランド代表と国際親善試合をおこなうことが発表されているが、5日のウズベキスタン代表戦で何とかワールドカップ出場を決めた韓国代表も対戦相手が一部決まったようだ。
韓国『朝鮮日報』によると、韓国は10月10日にフランスでチュニジア代表と親善試合を行うことが決まった。7日のもう1試合の対戦相手は調整中のようだが、欧州遠征でワールドカップへ向けて実力国と対戦したい考えだ。チュニジア代表は現在ロシアワールドカップ・アフリカ最終予選でグループAの首位に立っている。ナイジェリア代表、カメルーン代表、アルジェリア代表が揃うグループBのような死の組ではないが、コンゴ民主共和国、ギニア、リビア相手に3勝1分と負けがない。ワールドカップ出場を射程圏に捉えていると言える。またチュニジアは欧州のトップクラブでプレイする選手こそ不足しているものの、FIFAランクも34位とアジア勢と比較すると高い。ワールドカップ本番へ向けてのテストとし ては良い相手と言える。
アジア勢はワールドカップで苦戦するケースが続いており、すでに出場を決めているイラン、日本、韓国、サウジアラビアの4国もほとんどが格上との戦いになる。ワールドカップまでに格上と対戦して自分たちの実力を確認しておきたいところで、欧州予選や南米予選などワールドカップ本番クラスの試合ばかりしている国とは違ってこれからの9か月間がチーム作りへ重要な期間となる。
日本も11月には強豪国との試合を海外で行う予定で、ブラジルやフランスなど優勝候補クラスの名前も浮上している。普段なかなか強豪国と対戦できないだけに、これからの9か月はアジア最終予選とはまた違った勝負となるだろう。