カンテの退団、金に目がくらんだ主力、補強の失敗 ラニエリ解任に繋がった3つのポイント

昨季とは全てが変わってしまった

昨季とは全てが変わってしまった

解任されたラニエリ photo/Getty Images

昨季レスター・シティを奇跡のプレミアリーグ制覇に導いた指揮官クラウディオ・ラニエリが23日に解任された。今季は一転して残留争いに巻き込まれており、レスターもラニエリ斬りに動くしかなかったようだ。では、ラニエリ率いるレスターは何がおかしくなってしまったのか。英『Daily Mail』がいくつか理由を紹介している。

何よりも先に紹介されたのは、MFエンゴロ・カンテの退団だ。カンテは昨季中盤でボールを奪取し続けていたが、昨夏チェルシーに移籍。その代償は大きく、今のレスターは守れないチームになってしまっている。ラニエリ解任の全ての理由がカンテ退団にあると言ってもいいだろう。

2つ目の理由は補強の失敗だ。アーメド・ムサ、イスラム・スリマニといった攻撃陣も最高の働きをしているわけではなく、ナンパリス・メンディも負傷が多かった。層の薄いセンターバックの補強も進まず、レスターは上手く戦力の上積みができなかった。
3つ目は選手たちのサラリーアップだ。昨季の優勝で給与も上がった選手たちはどこかリラックスしてしまったようなところがあり、昨季ほどのハングリー精神はなくなってしまったように思える。同メディアは「人間の本性が出た」と伝えており、一部の主力選手が金銭に目がくらんだのは間違いないだろう。

レスターは何もかもが昨季とは変わってしまい、ラニエリにもコントロールできなかったのだろう。同メディアが紹介した理由を見ても指揮官の力だけで改善するのは難しいものばかりだ。ラニエリの解任で1つの区切りとなったが、レスターはここから復活できるか。

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