グアルディオラ、モウリーニョを超える逸材!? レアル指揮官ジダンに漂う「名将」の空気

就任後33試合の成績で2人を超える

昨季途中からラファエル・ベニテスに代わってレアル・マドリードの指揮官を務めるジネディーヌ・ジダンは、ジョゼップ・グアルディオラやジョゼ・モウリーニョをも超える名将なのだろうか。

ジダンは今年の1月9日のデポルティーボ戦から指揮を執り始め、先日のスポルティング・ヒホン戦がリーグ戦33試合目だった。その33試合の合計でジダンは勝ち点86を稼ぎ出しており、これはグアルディオラやモウリーニョを超える好成績なのだ。

グアルディオラはバルセロナの指揮官就任後の33試合で勝ち点82、ルイス・エンリケは81、レアル・マドリードを指揮したモウリーニョは80だった。これを上回る数字としてレアルで指揮を執ったマヌエル・ペジェグリーニが83を記録しているが、いずれもジダンよりは下だ。僅かな差ではあるが、何よりジダンはシーズン途中からの就任だ。それにも関わらずチームをすぐに修正し、連勝体制に入ったのは大いに評価できる。
また英『sky SPORTS』は、ジダンの柔軟性を高く評価している。今季のレアルは負傷者も複数出ており、決して万全な状態で戦えているわけではない。それでもジダンは選手の配置などに工夫を施し、常にチームのベストを引き出している。

最近ではアトレティコ・マドリードとのダービーマッチだ。カリム・ベンゼマが負傷明けの中、ジダンはクリスティアーノ・ロナウドを最前線に置き、イスコをトップ下で起用するプランで対応。これが見事にヒットし、チームは3-0の快勝を収めた。レアルにはスター選手が複数所属しているが、ジダンがただ選手個人の能力に頼った指揮官ではないことが分かる。
まだジダンの監督キャリアはスタートしたばかりだが、今後グアルディオラやモウリーニョのように名将と呼ばれる存在となるかもしれない。

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