親善試合に臨むドイツ代表メンバーが6日に発表され、シャルケを牽引するMFレロイ・サネがA代表初選出を果たした。発表会見でヨアヒム・レーブ代表監督は気鋭の19歳MFへの期待を語った。独『キッカー』がその模様を伝えている。
「レロイについては、アンダーの代表の頃からすでに知っていた。彼のことは今シーズンのポジティブな出来事として受け止めている。スピードとテクニックを併せ持っていて、1対1の状況を楽しんでいる。我々は彼にとてつもない可能性を見出しているよ」
サネはフライブルクなどで活躍した元セネガル代表FWスレイマン・サネを父に持つサラブレッド。今年3月に行われたチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦では右サイドからカーブのかかった見事なシュートを決め、一躍その名前をドイツ中に知らしめた。今シーズンもリーグ戦で4ゴール2アシストを記録しており、19歳ながらシャルケを牽引する存在だ。
サネを称賛したレーブ監督は続いて、昨年9月のアルゼンチン戦以来約1年ぶりの代表復帰となったFWマリオ・ゴメス(ベシクタシュ)について触れている。
「ゴメスは怪我をせずコンスタントにプレイし、試合勘と自信を取り戻せばどのチームにとっても価値のある選手となる。今、その条件は満たされた。チャンスが与えられるべき選手だ」
近年怪我に悩まされてきたゴメスだが、今夏加入したベシクタシュ(トルコ)では大暴れ。10節を終えた段階で8ゴールを挙げ、サミュエル・エトー(アンタルヤスポル)と並んで得点ランクのトップに立っている。レーブ監督はゴメスを見限ったことはないと主張し、信頼を示した。
ドイツ代表は13日にフランス代表、17日にオランダ代表と対戦する。