クロップが選ぶ「史上最高の監督4人」は誰!? ベッケンバウアー、モウリーニョ、ヴェンゲルは選外に

ドルトムントやリヴァプールで辣腕をふるったクロップ氏 Photo/Getty Images

監督界の「ラシュモア山」を選んだクロップ氏

ドルトムントやリヴァプールで指揮官として数々のタイトルを獲得した名将ユルゲン・クロップ氏が、サッカーの監督でもっとも偉大な4人を選ぶという興味深い企画に挑戦した。

クロップ氏は「これは私にとって、サッカー監督のラシュモア山のようなものだ。実際4人を挙げるのは難しいけど、それでも挑戦するよ」と語った。ラシュモア山とはアメリカ合衆国サウスダコタにある山で、偉大な4人の大統領の顔が彫られていることで有名だ。

1人目に挙げられたのは、ヨハン・クライフ。「私が今まで聞いたなかでもっとも影響力のあるサッカー監督だ。彼のサッカーに対する見方、理解は、まさに比類のないものだ」と評している。自身とプレミアリーグのタイトルを争った現マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラについても「ペップ・グアルディオラについてもまったく同じことが言えるだろう。彼と対戦したことがあるから、それがいかに困難だったかを知っている」と語った。

「ここからは本当に難しい話になる」と前置きして3人目に選んだのは、マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を築いたアレックス・ファーガソンだ。「史上もっとも成功した監督であり、私が本当に好きな人物」とクロップ氏はファーガソン氏を評している。

4人目は難航した。「もう決めかねている。カルロ・アンチェロッティも当然頭に浮かぶ。ビル・シャンクリー、ボブ・ペイズリー……。彼らのことはよく聞いていたけど、実際に会ったことはない。でも、そうだね。ラシュモア山でビル・シャンクリーを見たい。それだけだよ」と、1960年代にリヴァプールの黄金時代を築いたシャンクリー氏にリスペクトを捧げた。

クロップ氏はかつてフランツ・ベッケンバウアー氏を「ドイツサッカー界でもっとも影響力のある人物」と語ったことがあるが、ベッケンバウアー氏はリスト入りしなかった。また、プレミアリーグで影響力を持ったジョゼ・モウリーニョやアーセン・ヴェンゲルといった名将たちもリスト入りしないという結果となっている。


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