アーセナル撃破で3位浮上も…… 「優勝候補だとは思っていない」トッテナムOBはアストン・ヴィラの弱点を指摘

アストン・ヴィラのエメリ監督 photo/Getty Images

今季はELも戦っている

プレミアリーグ第15節アストン・ヴィラ対アーセナルの一戦は2-1でホームチームが勝利を手にした。

先制したのはホームのヴィラだ。今季はマンチェスター・シティ相手にも得点を挙げているマティ・キャッシュがクロスに合わせてゴールネットを揺らす。エベレチ・エゼがマークしていたが、一瞬の隙を突かれる形に。

後半に入ると、アーセナルが反撃。途中出場のレアンドロ・トロサールがクロスを押し込み、スコアを振り出しに戻した。

その後は互いに交代カードを切り、追加点を狙うも得点は生まれず。1-1のドロー決着かと思われたが、後半アディショナルタイムにスコアが動いた。

ヴィラが猛攻を実らせ、2-1で勝ち点3をつかみ取った。

これによりアーセナルは公式戦19試合ぶりの黒星、依然として首位だが、ヴィラとの勝ち点差は3ポイント。同節でサンダーランドに勝利したシティとの勝ち点差は2ポイントにまで縮まってしまった。

ヴィラはこれで3位に浮上。序盤戦の不調を忘れさせる躍進ぶりだが、『BBC』では元トッテナムのダニー・マーフィー氏が今後の失速を予想している。

「彼ら(アストン・ヴィラ)を優勝候補だとは思っていません。それは選手層の薄さが原因だと思う。ただ、彼らのベストイレブンは誰にでも勝てる力を持っている」

実際にヴィラの指揮官であるウナイ・エメリ監督もタイトル獲得には消極的だ。

「(タイトル獲得のことは)考えていない。38試合というリーグ戦は極めて厳しいということはわかっている。我々は優勝候補ではない、ただ35試合目であれば、また違った意見があったかもしれない」

今季のヴィラはELとプレミアを並走している。12日のミッドウィークではアウェイでバーゼルと対戦する。その後の週末では再びアウェイでのウェストハム戦。そこからはマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルと対BIGが続く。

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