絶不調リヴァプールにとって大きかったL・ディアスの退団 イサクもヴィルツも持っていないディアスの“エネルギー”

バイエルンでも良いスタートを切ったL・ディアス photo/Getty Images

ディアスはバイエルンで良いスタートを切っている

今夏にFWウーゴ・エキティケ、アレクサンデル・イサク、MFフロリアン・ヴィルツと前線に豪華な新戦力を揃えたリヴァプールだが、ここまで思うような結果が出ていない。

原因を1つに絞るのは難しいが、英『Liverpool Echo』が想像以上に大きかったと取り上げたのがFWルイス・ディアスの退団だ。ディアスは今夏にリヴァプールからバイエルンへ移籍しており、バイエルンは獲得へ最大7500万ユーロの移籍金を投じている。金額的には売却側のリヴァプールにとって悪くないものだが、ディアスの抜けた穴は思った以上に大きかったのかもしれない。

ディアスはバイエルンでも順調なスタートを切っており、ブンデスリーガでは6ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグでも3ゴールを記録。ミスを挙げるとするなら、今月4日に行われたCLのパリ・サンジェルマン戦で一発退場を受け、3試合出場停止処分となったことだ。それ以外は順調に進んでいる。

バイエルン指揮官ヴァンサン・コンパニはディアスについて、「彼にとってこれがブンデスリーガ最初のシーズンであることを考えると、素晴らしい活躍だよ。彼の積極性、エネルギーはチームによく合っている」と称賛しているが、同メディアはこのエネルギーこそ今のリヴァプール攻撃陣に不足しているものだと伝えている。

イサクはなかなかコンディションが整わず、ヴィルツはディアスほどのスピードやエネルギーを備えている選手ではない。左ウイングにはコーディ・ガクポやヴィルツを回しているが、ディアス退団以降は明確な1番手が決まっていない。

これも結果論ではあるが、バイエルンは26日にCLでアーセナルに1-3で敗れた。ディアスは出場停止処分を受けていたため、このゲームを欠場している。同メディアはディアスの不在が敗因の1つではないかと伝えていて、不在時にディアスの大きさに気付くケースが続いている。



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