イニエスタが今も「昨日のことのように覚えている」と語るCLチェルシー戦の劇的弾 16年前にチームを救った一撃

チェルシー戦で劇的ゴールを決めたイニエスタ photo/Getty Images

敗戦濃厚と思われた中で衝撃の一撃

25日、チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節ではチェルシーとバルセロナが顔を合わせる。両チームの戦いでは過去にいくつものスーパープレイが生まれてきたが、劇的弾という意味では元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが決めた一撃がインパクト抜群だろう。

もう16年前のことになるが、ジョゼップ・グアルディオラ体制だったバルセロナは2008-09シーズンのCL準決勝でチェルシーと対決。当時のチェルシーはシーズン途中に指揮官ルイス・フェリペ・スコラーリを解任するなど混乱気味ではあったが、ジョン・テリーやフランク・ランパード、ディディエ・ドログバ、マイケル・エッシェン、ミヒャエル・バラックなど経験豊富な選手が揃っており、しかも指揮官には途中からフース・ヒディンクが就任。短期決戦ではかなり厄介なチームだったと言える。

バルセロナのホームで行われた1stレグはスコアレスドローに終わり、2ndレグではエッシェンのスーパーゴールでチェルシーが先制。そのまま1-0で試合は進み、バルセロナはチェルシーの守備にかなり手を焼いていた。

バルセロナの敗退かと思われた後半アディショナルタイム、チームを救ったのがイニエスタだ。相手のクリアボールが中途半端になり、それを拾ったリオネル・メッシの横パスにイニエスタが右足一閃。劇的な同点ゴールとなり、アウェイゴールルールでバルセロナが勝ち上がった。

スペイン『SPORT』によると、イニエスタは当時のゴールについて「16年前のことだけど、まるで昨日のことのように覚えている。思い出さずにはいられない。信じられないほど重要なゴールだった」と振り返っている。

今では両チームの顔ぶれが変わっているが、今回はどのようなゲームとなるのか。何かとドラマを生んできたカードだけに、今節の注目カードの1つとなる。



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