36歳エヴァートンMFは味方を殴打し退場も両指揮官は擁護 モイーズ監督「私は選手たちが闘志を燃やすのが好きなんだ」、アモリム監督「喧嘩は悪いことじゃない」

キーンと口論するゲイエ photo/Getty Images

マンUに1-0で勝利

プレミアリーグ第12節のマンチェスター・ユナイテッド戦の後、エヴァートンの指揮官デイビッド・モイーズは退場したMFイドリサ・ゲイエ(36)を擁護した。

エヴァートンはこの試合、キアナン・デューズバリー・ホールの決勝ゴールで1-0の勝利を収めたが、話題に上がっているのはゲイエの退場だ。

同選手は13分に一発レッドで退場したが、その理由は味方との衝突だ。DFマイケル・キーンと口論になり、ゲイエはキーンの顔を殴打。その後もゲイエの怒りは収まらずGKジョーダン・ピックフォードが仲裁にはいる事態にまで発展した。

まさかの退場劇となったが、試合後にモイーズは同選手を次のように擁護した。

「知ってるか? 私は選手たちが闘志を燃やすのが好きなんだ。私は彼らにタフであってほしいって言ってるんだ。彼らに十分に成果を出せてない者を認めてほしくない。誰かが正しいことをしなかった。勝ち続けるチームが欲しいなら、結果を出したあの粘り強さとタフさを求めるなら、そういう姿勢で行動する選手が必要だ」(英『BBC』より)

また敵将であるルベン・アモリム監督もゲイエの行動に一定の理解を示し、選手同士の衝突は悪いものではないと話した。

「喧嘩は悪いことじゃない。喧嘩しても、お互いを嫌ってるわけじゃない。ボールを失ったら、喧嘩をする。だって失点するからね。あのレッドカードはそういう気持ちだったんだ。あの退場処分には納得できない。チームメイトと争うのは当然だ。暴力行為であることは分かっているし、審判も説明してくれたが、それでも納得はいかない。選手たちがボールを失った時、互いに激しく争うことを望む。退場は避けたいが、それは悪い感情ではなく、むしろ良い感情だ」(英『Sky Sports』より)

ゲイエは試合後、今回の行動を謝罪。インスタグラムのストーリーにて次のようなメッセージを発信した。

「まずはチームメイトのマイケル・キーンに謝罪したい。自分への反応については全責任を負う。チームメイト、スタッフ、ファン、そしてクラブにも謝罪する。起きたことは、私という人間や、私が信じる価値観を反映したものではない。感情が高ぶることもあるが、そんな行動を正当化するものは何もない。二度とそんなことが起きないようにする」


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