代表デビューから“41試合” 90分の戦いでは1度も負けを経験していない現役最長の選手がいる

スペイン代表として昨夏のEURO2024制覇を経験したファビアン・ルイス(中央) photo/Getty Images

昨夏のEURO2024制覇も経験

2019年の代表デビューより、90分の戦いでは1度も負けを経験していない者がいる。

その選手とは、パリ・サンジェルマン所属のスペイン代表MFファビアン・ルイスだ。

ファビアン・ルイスはこれまでスペイン代表で41キャップを記録しているが、不思議と黒星を回避し続けている。代表デビュー戦はEURO2020予選のフェロー諸島戦だったが、主力として戦ったこのEURO2020予選は8勝2分の無敗で突破。

EURO2020本大会では準決勝でPK戦の末イタリア代表に敗れたが、ファビアン・ルイスはこのゲームに出場していない。予選では出番を得ていたが、EURO2020本大会ではスタメンを確保できなかったのだ。

その後スペインは2022W杯欧州予選でスウェーデンに1-2、UEFAネーションズリーグ決勝でフランスに1-2、スイスに1-2、そして2022W杯では日本に1-2といくつか黒星を経験しているが、この時期ファビアン・ルイスは代表から離れていた。

2023年からは継続的に代表招集を受けているが、EURO2024予選スコットランド戦(0-2)、コロンビアとの親善試合(0-1)はベンチで出番がなかった。単なるラッキーとも言えそうだが、コロンビア戦の4日後に行われたブラジルとの親善試合にはフル出場して3-3のドローで終えており、ファビアン・ルイスの黒星を回避する力も侮れないか。

EURO2024では主力として出場し、スペインは全勝で優勝。ファビアン・ルイスが唯一経験した黒星は、今夏に行われたネーションズリーグ決勝のポルトガル戦だが、このゲームはPK戦の末に決着している。90分の戦いでファビアン・ルイスはまだ黒星を経験していないことになる。

情報サイト『Transfermarkt』は、現役選手の中ではファビアン・ルイスの41試合連続無敗が最長の記録だと伝えている。これを来夏の2026W杯でも継続できれば凄いことだが、ファビアン・ルイスの無敗はどこまで続くか。



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